思考は現実化する
こんにちは!
塾頭の山崎です。
こんなことってよくありませんか?
あなたは今日、外食することにしました。
行く先も決まっていて、あなたは新聞の折り込み
チラシに行く先のチラシを取っておいたことに
気づきましたが、まだ出発までに時間があったので
後でチラシを取り行こうと思っていたのに忘れたしまい、
お店に着いたらチラシのことを思い出した…
あなたはスーパーに買い物に来ました。
結構大きなスーパーで、ぐるっと周って買い物を
しているのですが、あるところまで来た時に
もうすでに通り過ぎたコーナーで買い忘れがあった
ことに気がつきましたが、後で行けばいいや、と
思って、忘れてしまい、帰宅してから思い出した…
最初のケースもスーパーのケースもあなたは
「忘れないようにしよう!」と思っていたのですが、
実際には忘れてしまいました。
これらが起きた時にあなたは
「やっぱり」忘れてしまった‼‼
と思ったのではないでしょうか?
これを子どもたちに置き換えて考えますと…
数学が苦手な女子がいます。
彼女は、いつも「私は数学が苦手だ。できない」
と口に出して言っていました。
いざ、定期考査が来た時に
私たちが「大丈夫だよ!君はできるよ!」と
言っても、彼女自身が「そんなことない!」と
直前まで言っていたので、いざテストを受けると
思っていたようにできず、テスト返却されると
「やっぱり私は数学ができない!」
と言って来ました。
最初の2つのケースは「忘れないようにしよう」
と思っていたのに「忘れたしまった」のは、
「忘れる」という行為にフォーカスが行っています。
そして、それを「否定」しようとするのですが、
脳は否定ができません。
もし私があなたに
「ピンクの象を想像・・・」
「しないでください」
と言ったとしても、多分、想像してしまったと思います。
だから、脳は「忘れる」という行為を否定できず、
「思考は現実化」し、「忘れてしまった」のです。
数学が苦手な女の子も同じです。
「私は数学が苦手」とか「数学ができない」と
思って、実際に口にも出していたので、
彼女の脳は、その「数学ができない」状態を
「現実化」したのです。
いずれのケースも起きてしまった後に
「やっぱり」と思っていますよね。
その言葉を使うということはあらかじめ
「予期」「予想」していたのです。
だから、本当に「思考は現実化」するのです。
では、どうすれば良かったのでしょうか。
チラシのケースは、思いついた時点でチラシを
取りに行って、玄関先の見えるところに置いておく、
としておけば忘れなかったでしょう。
買い物のケースは、思いついた時点で「戻って」
買い物かごに入れた方が良かったのでしょう。
数学の女の子は、先生たちが言ってくれていたこと、
つまり、「私は数学ができる」ということを心底
思い込むことが重要だったのではないかと思います。
先生たちも彼女が実際にできていないのに「できる」
とは言わないでしょうから、彼女はそれだけ「努力」を
してきたはずです。
プロスポーツ選手も苦しい練習を死ぬほどやってきて
最後の最後は「自分自身を信じられるかどうか」と
コメントしていることをあなたはお聞きになられたことが
あると思います。
最後は「思い込み」なのです。
成功者に「なぜ成功したのですか?」と聞くと、口をそろえて
「そうなると分かっていた」と言います。
「自分は成功する」と思い込んでいたのです。
「思考は現実化する」でした。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
参考になれば幸いです。