「自分が源泉」という考え方

こんにちは。塾頭の山崎です。

長かった夏休みが終わりましたね。

まだまだ「休みの気分」が抜けていない人も

いるのではないかと思います。

しかし、今月中に定期考査を控えている学校も

たくさんあると思います。

中3生にとっては失敗できないテストです。

しっかりと準備をして臨んでほしいですね。

 

さて、今日のテーマですが、

「自分が源」という考え方、です。

 

これはどういうことかと申しますと、

何かの現象が起きた時に

「自分が源泉だったとしたら

どのように行動するか」

ということを考える習慣です。

 

このような話がありました。

ある時、レストランでA君が友人と食事をしました。

あまりにも魅力的なメニューが多かったので

結構、残ってしまったのです。

ウェイターが残った料理を見て、

「お口にありませんでしたか?」

と尋ねました。

A君と友人は、

「いやいや、美味しかったですよ。

ただ、私たちが美味しそうなメニューにつられてしまい

ちょっと多く頼み過ぎたみたいです。」

頼み過ぎたのはA君と友人の問題と思い、納得していたが、

それを聞いたウェイターは、

「そうですか。失礼いたしました。ご注文をお聞きする時に

もっと配慮が足りませんでした。申し訳ございませんでした」

と済まなさそうに頭を下げたのでした。

 

これはウェイターが「自分が源泉」という考えのもと

発せられた言葉です。

「自分が源泉で、この現象(料理を残してしまった)が起きた

のだとしたら、自分はどのように行動すればよかったのだろう」

と考えることが大切なのです。

ウェーターは、各料理の分量を把握しているはずなので、

注文された品数から「食べきれないかもしれない」と感じる

ことができたかもしれないのです。

ということは、A君と友人に対し、「かなりの量になりますよ」

と伝えることができたかもしれないのです。

レストラン側からすれば、売上は上がっても、食品ロスが

出てしまうのです。

このウェーターの言葉は、A君と友人を感動させました。

 

今、学習指導要領の中に「主体性」の比重が大きくなって

います。この「自分が源泉」という考え方は、まさに

この「主体性」ですよね。

このような考え方が重要であることを塾生たちに

伝えていきたいと考えています。